建物間口わずか3,450mmに広がる開放的な大空間。
間口が狭くても、狭いからこそできるコンパクトな動線。
今回のテーマである「2間間口」とは、メートルで表すと約3m60cm。その2間間口ですら「窮屈そう」「収納がなさそう」というイメージですが、今回ご紹介する住まいは、その2間間口をさらに下回る建物間口約3m45cmの狭小住宅。ですが、それをデメリットにするかどうかは設計次第。今までの常識に囚われない、様々なアイデアを取り入れて、その間口の印象とはかけ離れた開放的な空間を実現しました。住まいの主役となる2階から3階にかけてのスケルトン階段は、格子の壁やアイアンの手摺でスッキリとした開放感を演出。動線が交差するLDKは、壁付けキッチンの背面にアイアンと木材のラックを造り付けて、圧迫感を出さずにスムーズな動線を生み出しています。もちろん、開放感だけでなく収納も充分に確保。デスクと収納が合わさったスタディスペースや、2部屋が共同で使える3WAYのファミリークローゼットなど、室内に余分な家具を置かず、広々と使えるよう工夫しました。狭小住宅だからこその、コンパクトかつストレスフリーな動線。そして、スッキリとした開放感に驚かされる住まいに仕上げています。
Open Space
狭小地を活かした心地良い住まいの提案。
3LDK+シューズクローク+ファミリークローゼット×2+ルーフバルコニー
- ■建延面積/110.92㎡(33.55坪)
- ■建築面積/38.81㎡(11.74坪)
- ■1F床面積/41.06㎡(12.42坪)
- ■2F床面積/38.81㎡(11.74坪)
- ■3F床面積/31.05㎡(9.39坪)
- □参考土地面積/56.36㎡(17.04坪)(size間口4,370×13,000mm)
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間口の狭い3階建てなので、外壁はダークグレイ、バルコニー部分はブラウンのサイディングを採用し、しっかりとした存在感を演出。接道部分はダークグレーのタイルを採用し、まとまりある色遣いを意識しました。
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駐車スペースもアプローチも含めて、すっぽりと屋根で覆ったビルトインガレージは、雨の日も車の乗り降りが安心。ガレージの天井部分は玄関ドアに合わせた木目を採用。ポーチとガレージには上品な照明を完備しました。
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3階にはルーフバルコニーを完備。ただの物干しにならないよう電源&水栓も完備。見晴らしも良く、外からの視線も気にならないプライベート屋外空間は、家族だけの寛ぎの場所としてもご利用頂けます。
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❶ キッチン背面には収納を兼ねた造り付けのラックを設け、圧迫感を与えることなく通路部分と調理部分を空間分けしています。狭小住宅で問題となる交差する動線を、壁で区切らずに実現しました。
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階段部分も壁で区切らず、格子で間仕切り。開放的な空間を実現するだけでなく、3階のスクエア窓からの光が吹抜階段を通り、キッチンまでも明るく照らすことにより、畳数以上のゆとりが感じられます。
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❷ 南側にバルコニーを備えたリビングは、明るくスッキリとしたスペースを確保。システマティックにまとめられたキッチンスペースとは、収納を兼ねたカウンターでゾーニングして空間を住み分けています。
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❸ リビングの一画にスタディデスクを完備。このスペースで全て完結できるよう充分な収納を設けました。
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❹ キッチンには大容量のパントリーを完備。狭小だからといって収納不足で困ることがないよう工夫しました。
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❺ 洗濯機の前にも可動棚付きのストッカーを完備。廊下がないのにトイレまで2ドアを確保したプライバシー仕様。
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❻ 2階から3階の階段はスケルトン階段を採用。2階フロアーだけでなく、1階から上る階段でも開放感を演出。
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❼ 玄関が少しでも広く感じられるよう、土間部分はL字型に設け、壁内に収まるスリッパ用のニッチ収納を採用。
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その隣には土間収納も兼ねたシューズクロークを完備。家族分の靴に加え、ベビーカーや屋外用遊具もスッキリ。
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❽ 土間収納の横にもたっぷり3.2帖のファミリークローゼットを完備。2WAY動線でスムーズな収納を実現。
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❾ ファミリークローゼットと繋がった1階居室は、そのおかげで室内全体をゆったりご利用頂けます。
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❿ 吹抜階段を上るとスクエア窓が照らす明るい3階廊下へ。ファミリークローゼットは廊下からも入れる3WAY。
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⓫ 3階南側のルーフバルコニーに面した室内には収納式の物干しを完備。室内干しや急な雨の際も便利です。
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⓬ 3階の2部屋はファミリークローゼットで繋がります。共にグレーのクロスを採用して落ち着いた雰囲気に。
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⓭ ファミリークローゼット内はハンガーパイプや棚で効率良く収納可能。室内の収納いらずで広々と使えます。